大正時代の商品Catalog




長崎は江戸時代から外国へ門を開いていたところです。しかし外国人に自由にものを売れるようになったのは明治にはいってからでした。長崎のべっ甲職人が西洋人の生活習慣にあったものをつくり 販売するようになったのもそのころからのようです。そ して外国人から「シンガポールや香港.それにヨーロッパのべっ甲よりも長崎のべっ甲のほうがいい」と評価していただいたことで長崎のべっ甲が広く知られるようになっていきました。

長崎開港以来昭和のはじめまで長崎 の表玄関は海でした。そのため長崎港から丸山につながる一本道が長崎のメインストリートでした。当店もその目抜き通りの一角である船大工町に店を構え外国のお客様に商いをやっていました。少しだけ残っているそのころの商品にはドルによる値札がついています。当時の様子を今に伝える珍しい英文のカタログがございますのでご紹介させていただきます。(クリックしていただくとCatalog 各ページの画像の紹介ページへ移動します)